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MANABE INTELLECTUAL PROPERTY OFFICE

それを弁護士がやっちゃマズイでしょ( `ー´)ノ

偽の遺言書を弁護士が作ってしまったとして、兵庫県の弁護士が起訴された(2020年7月31日付)というニュースが流れました。

神戸新聞NEXT
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202007/0013561407.shtml

YAHOO! JAPAN ニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/takeuchiyutaka/20200803-00191463/

日本は、いつの間にか隠蔽(いんぺい)・改竄(かいざん)がはやるという情けない国になってしまっていますが、弁護士が、自筆証書遺言書を2回にわたって故人の親族に依頼されて(共謀して?)偽造したという、ありえない話です。

自筆証書遺言は、遺言者がその全文、日付及び氏名を自書し、これに印を押さなければならない(民法968条)わけで、偽造してはいけませんし、偽造すれば、対立する当事者がおれば、そりゃバレますよ(バレなきゃいいというものでもありませんが)。

相続をめぐりなど、対立する当事者がいるとしても、客観的な事実を事実として、話し合いによって、あるいは場合によっては、調停や訴訟によって、合理的に解決する努力をするしかありません。このあたりのところは、弁護士さんが一番よくわかっているところだと思います。

士業は、陽の当たる道を歩まないといけませんよね。MIPOは、文書偽造などには一切かかわりませんので、皆様、宜しくお願いします(^-^;