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ノーベル賞と特許訴訟(続編)

2020年9月号の「化学」という雑誌に、『「オプジーボⓇ」特許について』という記事がありました。それによって、小野薬品と本庶佑先生の共同出願の全容がわかりました。先に(2020年6月29日)私が書いた特許番号は、チト当たっていなかったようです m(__)m

その記事は、つぎのURLに掲載されていましたのでご参考まで。 
http://www.setouchi-pat.jp/img/7509kagaku_nakatsukasa.pdf

特許は、次の国際出願から派生した8件の特許(1件は出願中)とのことです。しかし、2002年から始まった出願が、分割を繰り返して、今なお出願中(審査中)の案件があるというの驚きですね。

ところで、この特許の系列とは違う小野薬品と米国メダレックス社(米BMS社がのちに買収)との共同出願があるようです。化学、医薬の分野の特許出願戦略は、すごいですね。

ところで、別の訴訟の判決が東京地裁にて、8月21日にあったようです。

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/eye/202009/567320.html

https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/690/089690_hanrei.pdf

京都大で修士課程で論文執筆に関与した人が、オプジーボ特許の一つ(特許第5885764号)の持ち分の一部移転を求めていた請求が、棄却されたというものです。

共同発明がそもそもどういう形で成されたのか、イロイロあったようですね~(ノーベル賞の裏側のほうがニギヤカです(◎_◎;))