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F1って、グランプリではありません!?

F1とは、First Filial Generation(雑種第一代とか、1代雑種とかいわれます)の略です。異なる遺伝子をもつ品種を掛け合わせてできた1代目の子であり、両親の形質のうち「顕性」(遺伝子が表れやすいほう、従来日本では「優勢」と言っていた)だけが現れるとのこと。

F1の開発によって、交配種の野菜は全く同じ形にそろうが、その次の代(F2)からは、潜性形質も発現し、形もバラバラになるので、同じ野菜を作るには、農家は毎年そのタネを買わなければならないという。

特に、F1のなかには、「雄性不稔」という「雄性(おしべ)」がなく、花粉をつくることが出来ない「子孫の残せないタネ」の開発が進み、種苗会社は、F1の特に雄性不稔の種の開発をすすめているという。

―以上 DAYS Jpan 2017.12 Vol.12 P22-23 から。(https://www.neowing.co.jp/product/NEOBK-2162903

ちなみに、お米でも、三井化学が開発した「みつひかり」や日本モンサントの「とねのめぐみ」なども、F1品種であるとのことです(ただし、いずれも遺伝子組み換え技術は用いていないとのこと)。

https://mitsui-agro.com/product/tabid/114/Default.aspx

https://news.livedoor.com/article/detail/12726460/

このような流れが、種子法廃止(2018年4月)、今国会で審議中の種苗法改正につながっているように思われてなりません。 ・・・ どうも、農業分野は、真っ向対立する意見がでてくるようで、奥(あるは溝)が深いのです。

とっくに、農業を捨ててしまって、都会の生活を選択した農民の末裔の私は、いままで、食卓に出てくるお米や野菜を美味しい、美味しいと言って食べておればよかったんですが、SDGsを考え、真にサステナブルな世界を望むとなると、「食」も「エネルギー」も、その他含めた身の回りのことすべてが重要なマターになってきます (*´ω`*)

更に検討を続けます (‘◇’)ゞ