「首長」って、どう読む?
首長と書いて、本来は「しゅちょう」と読むのですが、慣習的に「くびちょう」と読んで、行政機関、特に自治体を率いる知事や市区町村長のことを指します。
東京都の特別区の首長の中で、特に有名なのは世田谷区長の保坂展人さんです。やはり、首長の経験がものをいうみたいです。近年、政治家も二世、三世の人が多く、市民の暮らしとは無縁で、いわゆるボンボンが多いですが、あまり役に立ちませんね。自分ファーストあるいはお友達ファーストばっかりで。
この保坂展人さんと政治学者の中島岳志さんの以下の本(メインは対談)があります。
いろいろ示唆に富んでいて、こんな政治家がリーダーになれば、その自治体なり、行政機関は良い方向に動いていくんだろうなと思います。
こんなハナシが載ってました。
「しかし保坂さんは、人間も自然も支配しコントロールするのではなく、そこにある主体性を活かし、それに沿いながらいかにいい循環を作っていくのかを考えている方だと思います。」
中島 岳志 著 / 保坂 展人 著「こんな政権なら乗れる」98頁
「民主主義にとってのリーダーシップは、時間をかける忍耐性だと思います。そうでないと必ず誰かを切り落とす。一方の意見を無視する。そして、一方の者だけの利益が優先される。民主主義にはまどろっこしさが重要です。」
中島 岳志 著 / 保坂 展人 著「こんな政権なら乗れる」116頁
だいたい、多数決で何でも決めるというのは、過ちのもとであり、スピード重視、目先の成果重視では、立ちいかないですね、もはや。 反省、反省(*^-^*)