日本の進むべきプランBってなに?
聞きなれない「医療経済学」を米国で学ばれ、研究されてきたお医者さんでもある 兪炳匡(Yoo Byung-Kwang: ゆうへいきょう)先生の本があります。
この本の冒頭には、プランA とプランBとの対比があります。
プランA | プランB |
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勝ちを増やすこと | 負けを減らすこと |
| 「地方(ないし国内)から東京(ないし国外)への富の流出を減らすこと」と内需拡大(特に家計消費の増大)を目指す |
| 「将来生き残る産業・職種における安定した雇用創出」と「実質賃金(ないし生活水準)の向上」を最大化 |
そして、プランBを実現するための最も重要な3つの政策提言として、
- 予防医療教育に関連する職種・雇用を大規模に創出すべき
- プランB下の新たな雇用は、営利企業ではなく、「地方移住促進」の一環として地方自治体政府ないし地元の「非」営利民間団体(NPO)が提供すべき
- 日本・韓国・台湾を含む北東アジア経済共同体創設の準備をあらゆる分野で進めるべき
をあげられております。
プランAで立ちいかなくなった日本は、プランB(あるいはプランC)を準備し、違う選択肢があることを検討し、選択し、推進すべき時期にあるかと思われます。