新聞報道が変だねということは昔からよくありましたが、「朝日新聞」も、最近とみにつまらないものになったような気がします。スポーツ紙みたいになったり、どうでもいいような記事が多くなったりしているように感じるのは私だけでしょうか?
この本は、記者を長年やってきた人が、朝日新聞を辞めた、或いは辞めざるを得なくなった顛末を赤裸々に描いたもので、一気に読めるノンフィクションです。辞めざるを得なかったのは、直接的には、「吉田調書」(東電福島原発事故関連)です。それと「吉田証言」(慰安婦問題)と「池上コラム」の3点セットで朝日新聞がグラついたことがよくわかります。
しかし、この人がとばされて、総勢10名くらいの「知的財産室」にほんの一時期在籍していたことがあります。やはり新聞社においては、知的財産室は処分を受けた人の集まるような吹き溜まり部署なんでしょうか。
残念ですが、朝日新聞も随分と政権と近いところにあることがよくわかりました。やはり、新聞含めマスコミは「真実」を報道していない場合が往々にしてあること、政権にとって都合の良いことを垂れ流して人々を先導(洗脳)していること、或いは政権に忖度して適当=エエカゲンな記事を流していることに要注意ですね。