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政府の知財推進計画2022

2022年6月3日に政府が、2022年の知財推進計画を発表しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220603/k10013656581000.html
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA033KY0T00C22A6000000/?unlock=1
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20220602-OYT1T50281/

それによると、著作権の利用や問い合わせに関する一元的な窓口を設け、必要な法案を来年の通常国会に提出すること、知的財産への投資や活用を促すため、スタートアップ企業が、大学が企業と共有している特許について、一定の条件のもと、大学側の判断でスタートアップ企業などが特許を利用できるよう制度を改めることなどが含まれているようです。

次のスライドは、内閣府知的財産戦略推進事務局の説明です。

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/220603/siryou1.pdf

著作権にしても、特許権にしても、使いたい人が使いやすくなるのはイイことですが、利活用の促進のみならず、それらを生み出すところにもっと、資源を投入してほしいですね。特に、大学の基礎研究が細ってきて、すぐ使える目先のところ(実利中心テーマ)のみを助成するようなことや、研究者の待遇が依然として不安定で、しっかり腰を据えて研究ができないといったことにもっと改善が必要ですね。

軍事費に多額の金を回すことをやめて、基礎研究や、ユニークな研究や地方の大学への資金援助など進めてほしいですね。そうすれば、長い目で見て優れた知財がかならずや生み出されてくるでしょう。