MIPO

MANABE INTELLECTUAL PROPERTY OFFICE

福島の復興で無かったことにすべきでないこと!

映画「MINAMATA」の上映とともに、この映画の主役のユージン・スミス氏の夫人であったアイリーン・美奈子・スミスさんご本人と、福島の甲状腺がん裁判の原告(6名のうちの3名)や訴訟を進める弁護士らを招いた講演会が、2022年6月11日午後に立教大学タッカーホールであり、それに参加してきました。

毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220610/ddl/k13/040/019000c

福島の復興は誰しも願いますが、原発事故で起きたことを無かったことにするというのは、ちょうど水俣などの公害汚染の対応ととても似ております。

写真の中の大きなパネルの裏側に、3人の原告のちひろさん、あおいさん、みつきさん(いずれも仮名)がいて、彼女らのお話を聞くことが出来ました。若い彼女らが、本名を名乗れず、また壇上で顏を出せないことが、この事案の深刻さを物語っています。

この会のパンフレットに次の処方箋が示されておりました。

電気をどんどん使っている私たちが、福島の原発事故で一番弱い立場の子供たちに与えた被害を、彼女らが裁判を提起してしか、真実を明らかにできず、その責任を追及し補償を求めることできないというのは、おかしいことです。この日本という国の制度はおかしいですし、それを隠ぺいする歴代の政権や福島県の対応は全く承服できません。