明治維新(1868年)から77年たって、1945年に太平洋戦争の終戦を迎えます。この終戦の年から、同じ77年を経過すると、今年、2022年となります。戦後がそんなに経過したということと、明治から富国強兵でやってきたこの国が、明治、大正、昭和と経過し、その結末としてアメリカに宣戦布告して敗戦し占領されるまでの期間が意外に短いということに気づかされます。
今年20220年2月24日、ロシアがウクライナへの侵攻をし、日本のほとんどの政党はこぞって、軍備増強をうたい、マスコミは、冷静に問題を分析しそれを批判しないばかりか、このようなほとんどの政党に迎合し、或いは、むしろ軍備増強を煽っている気さえします。
どうして、こんな世の中になってしまったのかということを顧みる一冊の本があります。角川新書「長期腐敗体制」著者 白井 聡 2022年6月10日初版。
安倍、菅、岸田と続く今の体制(この本では、2012年体制と読んでいます)を、「不正」「無能」「腐敗」とこき下ろしています。そして、これまでの歴代の政権と米国の関係を詳細にひも解いています。
この本を読んで、ひとつ、ひっかかったのは、なぜ、このような頭から腐った体制を、人々は消極的にでも信任し続けているのか、つまり、いまなお、有権者の大半が「思考停止状態」に陥っているのかということです。
このままいくと、また、むかし通ったであろう途あるいはもっと悲惨な途を歩むことになります。そんなことは嫌ですね!!