今回の映画は、間宮祥太朗主演の「破戒」
そう、原作は島崎藤村で、1905年頃の作と言われており、ロシア革命が起きた時期です。今回の映画は©全国水平社創立100周年記念映画製作員会とあります。そうなんですね。部落解放同盟の前身の全国水平社は、1922年(大正11年)3月に結成された、第二次世界大戦以前の日本の部落解放運動団体ということで、設立から100年も経っているんですね。
映画『破戒』公式HP
https://hakai-movie.com/
映画の中で描かれている学校のあり方、社会運動を抑え込もうとする勢力のあり方などみていると、時が100年経っても、ちっとも変っていないのではと思えてしまいます。また、部落差別を含め、いろいろな差別は今なおありますね。
ネタバレになってしまいますが、原作とは違い、最終的には東京へ出て、丑松は再びどこかの学校の教壇に立つことを教え子に誓います。
また、この「破戒」は、何回か映画化もされているようですが、今回は部落差別の深刻さ、それに立ち向かおうとする丑松や教え子の姿勢もよく現されているのではないかと思います。
次のサイトは、 Wikipediaの「破戒(小説)」の解説です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%B4%E6%88%92_(%E5%B0%8F%E8%AA%AC)