不思議な三角形!?
こんな問題を出されました。
下の左の図形の三角形!?を①~④の図形に切り分け、並べなおすと1マス増えた右の三角形!?になります。
あら??? わかりますか?
これはもともとの左の三角形!?は、実は、三角形ではなかったのですね。④の三角形は、底辺が2、高さが5なのですが、①の三角形は実は底辺が3で高さは8なので、相似形ではありません(相似形に①の三角形をするには底辺が3なら、高さは7.5でないといけないのです)。
なお、方眼紙のマス目の長さは1とします。
ですから、最初の図形も、次の図形も三角形ではなく実は四角形ですね。
ちなみに、最初の左の四角形の面積は、
①の面積+②の面積+③の面積+④の面積=(3×8÷2)+7+8+(2×5÷2)=32
次の右の四角形の面積は、①+②+③+④+1(増えた1マス)=33で、①の違いがあります。これは、次の赤色の補助線を引くとよくわかります。
赤の線を斜辺とする三角形の面積は、5×13÷2=32.5です。
赤色の斜辺の三角形とそれぞれの四角形の面積の差が0.5なのですね。とっさには、変ねと、焦ってしまう問題です。