この本が映画「妖怪の孫」の原案ですって(^^)/
“I am not ABE”と言ったことで有名になったこの方、古賀茂明氏の『分断と凋落の日本』が、映画「妖怪の孫」のタネ本ということです。ちなみに、”I am not ABE”発言の舞台裏もこの本に書かれています。
講談社BOOK倶楽部 『分断と凋落の日本』
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000376582
でも、この本は、もっとたくさんのことについて言及しています。
気になっているのは、トヨタの在り様です(383頁~)。すでに電子機器関連、ディスプレイ関連、半導体関連等々、日本の勢いがなくなり、自動車業界一本足打法みたいになってきています。その中心であるトヨタが、EVについての戦略ミスを犯していて、ますます日本の力が落ちていることについてです。
前社長の「うるさくて、ガソリン臭くて、そんな野性味あふれる車が好きですね」と言い放ってしまったことのダメージは大きいかもしれません。またしても、ガラケーがスマホにやられてしまった携帯電話業界と車業界が同じ運命を辿ると、これは日本全体において大変なことが待ち受けている悪い予感がします。
この本とは関係ないですが、政府が焦って”ChatGPT”に前のめりになっているのが、逆に気になります。政府はやることなすこと、いつもチグハグですね。