のらくろ漫画集(1)~(4)
こんな本を手に入れてしまった。
幼い頃、雑誌でちらっと見た記憶がある「のらくろ」(少年倶楽部文庫16,17,18,23)です。
作者は田河水泡さんで、NHKでも紹介されています。
https://www2.nhk.or.jp/archives/articles/?id=D0009250003_00000
この本は昭和50年から昭和51年に刊行されているが、そもそもは、昭和6年1月から16年10月までに少年倶楽部に掲載された戦前の漫画です。いわゆる兵隊さんの出世話のようだが、主人公は真っ黒な野良犬です。大将にはならず、除隊し、大陸へ赴き資源発掘の探検隊を組織、金脈を探し当てるというお話のようである。
昔読んだのは、どのあたりの話だったのだろう?そして、この漫画は、戦争プロパガンダの本だったのか?それとも一般大衆が戦争に駆り出される悲哀を描いたものなのか?
いずれにしてもこの4冊の範囲は、太平洋戦争前の作品で、まだ余裕があった時代なのか⁉
Wikipediaによると、
田河水泡 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
のらくろブーム
同作は主人公の階級が上がるたびにタイトルが変わっていくという実験的な作品でもあったが、爆発的な人気を獲得。戦前としては異例の長期連載となった。1941年(昭和16年)に軍の方針で打ち切られるものの、その影響力は凄まじく、幼い頃の手塚治虫はのらくろを模写し、技術を磨いていたという。
戦後
戦後は『のらくろ』の執筆を再開する一方、落語の執筆も再開。さらには日本人の笑いの研究に取り掛かる。漫画以外の書籍が増え、文化人的な存在へと変わっていく。1969年(昭和44年)に紫綬褒章を受章。同年、山野を買い取り、それを宅地分譲しながら教育を始めたことで知られる町田市玉川学園八丁目に移住。小田急線を挟んで、南北反対側の高丘の上に居を構えた遠藤周作と並んで、玉川学園という住宅地の代表的な文化人のひとりだった。
と、ある。果たして、戦後ののらくろの物語はどういったものなのか?
昨日、今日、仕事に煮詰まって、漫画の世界に入り込んでしまった ( ゚Д゚)