東日本大震災から10年目です!
今年で、東日本大震災(2011年3月11日)から10年を迎え、マスコミは、その復興の状況を伝えることに専念しているようです。
この震災の復興を一番阻害しているのは、言うまでもなく原発です。あの福島の原発事故さえ起きていなければ、こんなに、困難には直面しなかったと思われます。このことは、決して忘れてはなりません。
ところで、これまでほとんど、目にしていなかったのが、甲状腺内部被爆の問題で、これに注目した本が、2021年1月20日に出版されております(集英社新書「福島が沈黙した日 原発事故と甲状腺被ばく」、榊原 崇仁著)。
この本のなか(p15)で次の1枚の情報開示請求によって得たメモが紹介されております。
11歳の女児が100ミリシーベルトの甲状腺内部被爆をしていることです。しかし、この本の記載のとおりであるならば、その後の国や県の動きは全く不可解、不自然です….。
現下のコロナ禍において、PCR検査の実施件数が日本はダントツに少ないことと、福島原発事故での甲状腺内部被爆の検査もたった1080人で終わっていることとが、共通する「根っこ」をもつように、強く感じられます。
為政者や、行政は本当のこと(真実)を住民に知らせず、「寝た子を起こすな」式で、乗り切ろうとする魂胆が、透けて見えます。お上が、下々の者に知らせずに、うまく取り計らってくれるなら宜しいかもしれませんが、現実には、お上は失策続きでみておれません、イヤハヤ。
何のための政治であり、何のための行政であるのか、腹立たしい日々が続きます。「行政書士」の「行政」は、かかる「行政」とは異なるものでありたいですね!