ヤな特許出願
ある仕事をしている中で、次のような公開特許公報を見つけました(まだ、審査請求はしておりませんが、国際出願も行っているようです)。
いわく、
日本での外国人労働者の失踪が社会問題化している。失踪する外国人労働者の中には、犯罪に巻き込まれる者や、不法就労や銀行口座の売買等の犯罪に手を染める者がいる。そのため、外国人労働者の失踪を予防する技術が期待されている。
【発明の概要】【発明が解決しようとする課題】【0005】
え、え、え、「外国人労働者」=「失踪」「不法就労」「犯罪」・・・であって、それを未然に防止する「予防技術」が期待されている。いやはや、外国人が日本で働くことを支援するのではなく、犯罪予備軍として取り締まり管理する対象として、発明を生み出すとは。発想がおかしくないでしょうか?
このような内容で、海外まで出願してしまうと、日本の体質が世界中に知れ渡るのではなかろうかと、危惧するばかりです。また、この様な特許出願をする企業の体質とはいかがなものでしょうか?