教科書は、きちんと歴史を記載すべき!
沖縄戦についての教科書の記述が、不正確になっているというニュースがありました。
「検定に合格した3社3冊で取り上げられた「沖縄戦」の記述の中で、沖縄戦の最中に発生した「集団自決(強制集団死)」について旧日本軍から住民への命令(軍命)などの関与があったことを示す説明記述がなかった。」とあります。
琉球新報
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1685009.html
左上の写真の説明として「集団自決」について記述する小学校6年の社会科教科書(教育出版)
左上の写真説明として「集団自決」について記述する小学校6年の社会科教科書(東京書籍)
「集団自決」について記述した小学6年生の社会科教科書(日本文教出版)
記事には、
「集団自決」の「軍命」「軍関与」については、2011年4月に最高裁で判決が確定した、作家大江健三郎さんの著書「沖縄ノート」での記述を巡り、旧日本兵の親族が出版差し止めなどを求めた訴訟の大阪地裁判決(08年3月)で認められている。同判決は「沖縄県で集団自決が発生した場所すべてに日本軍が駐屯」したとし、「集団自決については日本軍が深く関わったものと認めるのが相当」と判示している。元沖縄キリスト教短期大学学長で、1945年3月に起きた渡嘉敷島の「集団自決」の生き残りだった金城重明さんら、複数の証言も残っている。
とあります。
軍隊は、住民を生かすのではなく殺すことに加担していることを理解すべきであり、昨今の自衛隊の南西諸島への配備が何をもたらすかは、自明でしょう。ひとたび戦争が起きると、自衛隊は、住民を助けることなど致しません。これはもはや明らかですね。