落語と資本論のミクスチャ( ゚Д゚)
ブラっと立ち寄った本屋さんで、衝動的に1冊の本を買ってしまいました。
落語で資本論 日本実業出版社(発売日2023.07.28 著者立川談慶 著/的場昭弘 監修)
もともと落語は好きなのですが、私がその素晴らしさをあまり理解していない(失礼!)立川談志を師匠とする、談慶さんが著者で、本の中の談志リスペクトには若干辟易するところはありました。しかし、数多くの落語のお話を通して、マルクスの資本論を解説する(裏読みするーとは、監修者の的場昭弘先生のことば)ことは面白く、この本のマルクスのお話も落語のストーリーもすぐ読めてしまいました。
SDGsのことなど、ちょっと信用できないことや、ふうてんの寅さん(映画)の話などは落語に通じる面白さが増して共感度が上がりました。一方、𠮷本興行のことなどは、なんだかな~と感じた次第です。ま、当然のことですが、如何なる著者とも全く同じ考えにはならないのは当たり前で、この本にもある通り、すべては疑いうる。落語も『資本論』も。なわけです。
現実の資本主義に疲弊したら(加えて、この夏の暑さに疲れてきたら)、こういった本を読むことでこれからの生きていく活力になるかもしれませんね (*^^)v