Alps処理水(汚染水)海洋放出の理解は大間違い( ゚Д゚)
YouTubeにて、ジャーナリストの烏賀陽弘道氏がその間違いを12項目にわたり、指摘しておりました。
2023.8.26 福島第一原発 ALPS水・海洋排水に関する12の誤りを指摘する
https://www.youtube.com/watch?v=Q4199GGE20U&
政府のプロパガンダに惑わされてはいけませんね。
番組中で言われている誤り(ディスインフォメーション)は、およそ次のようなものです。
- 問題を国際化したこと
(海洋排出によってわざわざクライシスレベルを上げてしまった。) - 海洋放出以外の方法はない
(ウソ。陸上での処理の方法はある。自然蒸発、固化など。) - アルプス処理水にはトリチウム以外は残らない
(ウソ。ストロンチウム、セシウムなどの他の核種が残留する。) - 世界の原発からも多量のトリチウム水を放出
(燃料棒に直接触れた汚染水を放出しているのは世界中で福島第1原発だけ。) - 日本政府の基準を守っているから大丈夫
(ウソ。処理水が飲める基準にあるからと言って環境への影響がないというわけではない。日本の基準自体が誤り) - アルプス処理水の放出は環境影響がない
(ウソ。環境への長期的影響についての考慮が何らなされていない。食物連鎖による生物濃縮などの問題が生じるリスクあり。) - 海洋放出で汚染水貯蔵のタンクが減る
(ウソ。タンクの2/3は日本の基準も満たしていない汚染状態で、海洋放出でタンクは1/3のみが空となるだけ) - タンクの置き場所が無くなっている
(ウソ。広大な空き地が中間貯蔵施設周辺にある) - 福島の復興に必要
(ウソ。海洋放出によってタンクの空き地が増えるだけ。福島の復興と無関係。) - 海洋放出によって廃炉作業が進む
(ウソ。廃炉作業と汚染水の放出とは無関係。) - 海洋放出を妨害することは風評被害を広める
(ウソ。海洋放出を止めないと海洋汚染が起きる可能性があり、風評被害ではなく実害が出る可能性がある)
いやあ、政府、東電のやり方はキタナイですね。論理的ではないですね。政府のプロパガンダにまた電通などを使い税金を投入している模様。軍備やら電通プロパガンダに、税金を使わないで~(納税者の声)。
政府(経産省)が汚染水の海洋放出にこだわるのは、今後も原発を使い続ける以上、温まった冷却水=トリチウム水を海洋投棄しないといけないからというのがあります。これを否定すると、原発政策に影響が出るので、積極的に海洋放出をすすめているのです。政府の悪だくみによって、日本(福島)だけの汚染から世界の海洋汚染にまで広げてしまった最悪の悪手となっています。
もはや、原発発電のトータル価格は高いことがわかっており、経済合理性からしても、政府の原発政策は転換すべきであって、そこが変われば、海洋放出などといったバカげた問題をクリアできるはず。汚染水を固化(モルタル化)して、それを積み上げていって年月が経つのをじっと待てば良いだけのことでしょう。